矯正歯科
矯正治療とは?
悪い歯並びを治してきちんと噛み合うようにする歯科治療です。歯並びが悪いため人前で話せない、思い切って笑顔になれないなどのコンプレックスから開放され、自信をもって人前で話したり、思い切り笑えるようになることから笑顔がいいねと言われるようになります。
また、綺麗な歯並びになるとしっかり噛めるようになります。さらに歯が磨きやすくなりメンテナンスが行き届くので、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。
ただし、矯正治療最大のデメリットが後戻りです。矯正治療後は、まだ歯がしっかりと固定されていない状態となります。そのため歯が動きやすく、治療前の状態へと後戻りしやすい状態です。そうならないために、後戻りを防ぐ装置(リテーナー)を治療の最後に装着します。
専門的な治療をご提供します
当院の院長は、2015年まで日本矯正歯科学会認定医でした。また日本顎咬合学会の認定医でもあり、多くの矯正歯科治療に携わってきました。
また、院長自身がワイヤーを使った矯正治療の経験があり、見た目が気になったり、痛みに悩むことを実感しています。
だからこそ、痛みが出にくく目立ちにくいマウスピース矯正、痛みに十分配慮した舌側矯正をお勧めしています。経験者として、また専門医の立場から患者様に適した矯正治療をご提案します。
当院がお勧めする矯正治療
当院では、従来のワイヤーやブラケットなどの固定式矯正装置を使わない、マウスピース矯正をお勧めしています。
マウスピース矯正
マウスピース型の矯正装置で少しずつ歯を動かす矯正方法です。従来のワイヤーやブラケットなどの固定式装置をまったく使わないため、装置による異物感や喋りにくさ、食べ物の残留などがなく、金属アレルギーの心配もありません。外見上はほとんど目立たず、とても審美性の高い矯正治療システムです。
通院回数が少ないので、忙しい人にお勧め
マウスピースを通院回数に合わせてまとめてお渡しできますので、海外出張などの多い方、遠方の方、受験期の方、忙しい方にお勧めです。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
患者様一人ひとりのために、歯科医師の治療計画に基づいてカスタムオーダーで製造する透明なプラスチックのマウスピース状の矯正装置です。
この装置を約1~2週間ごとに定期的に交換し、装着を続けることで無理なく歯列矯正を行い、理想的な歯並びに導くシステムです。
メリット
透明で目立たない
従来のワイヤーやブラケットを使用する矯正装置と違い、透明なので矯正治療中であっても目立ちにくく、外見上はほとんど気になりません。
取り外し可能でお口の中が衛生的
自分で簡単に取り外せるマウスピースを順次装着するので、歯磨きやフロスを普段通り使うことができます。また簡単に洗浄できて衛生的です。
慣れやすい装置
ワイヤー等を使用しないため頬の裏側や舌を傷つけず、装置自体の違和感がほとんどなく、多くの方がすぐに慣れることができます。
金属アレルギーの方も安心
金属を一切使用しないため、金属アレルギーの方に最適です。
デメリット
長時間の装着が必要
取り外しは容易ですが、決められた時間以上(基本的に食事以外)の装着が必要です。自ら進んで装置を使用していただかないと歯は動きません。マウスピースの管理が面倒な方は、マウスピース型矯正装置単独での治療が難しい症状によっては固定式装置と併用する場合もあります。固定式矯正装置の方が効果が期待できます。
症例によっては対応できない場合がある
治療の流れ
ステップ1.
カウンセリング
ステップ2.
資料とり(レントゲン・型採り・写真撮影)
ステップ3.
歯科医師による治療計画の立案・作成。3D画像(クリンチェック)の作成
ステップ4.
クリンチェックを元に患者様にプレゼンテーション。治療内容の確認・治療期間、患者様に治療に関して同意をいただく
ステップ5.
マウスピース(アライナー)の作成
ステップ6.
治療開始
インビザラインと他のマウスピース矯正装置との違い
一般的なマウスピース型矯正装置は、個々の技工士の手作業で歯型を組み立てます。また来院ごとに歯型を採る必要があります。
インビザラインは、基本的に初回のみ患者様の歯型をスキャンすることで、三次元的に治療計画を組み立てることができ、はるかに正確で再現性の高いシステムです。
インビザラインによる矯正では、ドクターの診断技術がとても重要です。診断技術が確実であれば、あとは患者様がご自宅で定期的にマウスピースを交換しながら治療を進められるので、診療に関わる負担を軽減できます。
当院では、インビザラインによる矯正治療に特化して診療を行っているためコストを軽減でき、適正かつ低価格でインビザライン治療をご提供しています。
ワイヤー矯正(唇側矯正)
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通し、ワイヤーが引っ張る力で適切な位置に歯を少しずつ動かす歯列矯正治療法です。矯正治療としてはオーソドックスな矯正方法で、適用範囲が広いのが特徴です。
※当院では、舌側(裏側)矯正は致しておりません。
メリット
ほぼ全ての症例に対応できる
唇側矯正の強みは、ほぼどんな症例でも対応できることです。他の矯正法の場合はできる症例が限られている場合が少なくありませんが、唇側矯正なら大抵のケースに対応できます。
装置が外側にあるので、舌の邪魔にならない
装置が内側につかないので、食事の時に普通に噛めますし、発音に影響が出ることもありません。
リーズナブル
他の治療法と比べて、治療費を抑えられることが大きなメリットです。
汚れの位置を確認しやすく、清掃しやすい
歯に装置がつくと食べかすがつきやすいですが、唇側矯正の場合だと鏡で汚れの位置を見て取り除くことができます。
デメリット
装置が見える
表側に装置がつくので、装置が付いているのは見えてしまいます。そのため、見た目が特に気になる方、矯正していることを知られたくない方には向いていません。
唇が閉じにくい
歯の表面に装置が固定されていますので、矯正治療中は口元が出っ張った感じになり、唇が閉じにくくなります。
装置で口の中が傷つくことがある
装置がお口の粘膜に擦れて傷ついたり、口内炎を作ってしまうことがあります。
部分矯正
「片方の前歯だけ気になる」「1本だけ歯が横に生えている」など、一部分だけを気にしている方はいませんか?
当院では、部分的に歯並びを矯正する部分矯正を行っています。患者様が気になっている、歯の出っ張りやへこみなど一部分だけを治す治療です。いわゆるプチ矯正の位置付けです。
メリット
- 装置が部分的で済む→装置の違和感が少ない・治療期間が短い
- 本格的な矯正治療に比べてリーズナブル
デメリット
- 装置が見える
- 唇が閉じにくい
- 装置で口の中が傷つくことがある
PBMオルソ(オルソパルス)
PBMオルソとは近赤外線を歯の周辺に照射することで矯正治療をスピードアップさせると同時に、痛みを軽減できる矯正の補助装置です。ドイツで設計開発したもので、LEDで近赤外線が骨や神経・皮膚の活性化を起こします。自宅で毎日行えて、矯正治療を快適にします。
矯正治療には2~3年の治療期間がかかりますが、研究結果ではPBMオルソを使用することで、治療期間を最大50~66%短縮できると言われています。(治療期間は個人差があります)
マウスピース矯正、ワイヤー矯正どちらにも使用できます。(矯正と別料金)
※PBMオルソ(PBM Healing)は薬機法対象外の治療機器です。